なんとなくモヤモヤして落ち着かない。
そんな「理由のよく分からない不安」を感じたこと、ありませんか?
不安に名前をつけるだけで、ラクになる
「何が不安か分からないのに、気持ちだけがざわざわする」
そんな状態のときは、不安に“形”を与えることが効果的です。
おすすめなのは、紙とペンを使って頭の中を書き出すこと。
ノートでもメモ帳でもOK。思いつくままに、今感じていることを全部書いてみてください。
書き出すことで「見えてくる」こと
書いていくうちに、少しずつ
「あ、私これが気になってたんだ」
「本当はここに不安を感じてたんだ」
と、自分の気持ちが見えてきます。
たとえば、「老後が不安」という思いが浮かんできたとします。
その不安に対して「じゃあ今できることって?」と考えてみましょう。
月にいくらか貯金する、生活の無駄を見直す、情報収集を始める…。
小さくても「今できる行動」が見つかれば、不安は少しだけ静かになります。
「できることがない」ことが分かるのも、前進
書き出してみた結果、「今はどうにもできないこと」だったと分かる場合もあります。
それならそれで、「今は動けない」と気づけたことが収穫です。
どうにもできないことをずっと考え続けるのは、心にとっては負荷になります。
「これは今の自分には預けるしかない」と手放すきっかけにしてみてください。
おわりに──不安は、向き合えばやさしくなる
不安を消そうとするより、「見てあげる」ことが一番の対処法かもしれません。
書き出すことで、心の声をちゃんと聞いてあげる。それだけで、思っているよりずっと、気持ちは静かになります。
不安な夜は、ペンと紙をそっと取り出してみてください。
答えがすぐに出なくても、大丈夫。
あなたが「自分を見よう」としたことが、すでに大きな一歩です。